12月に入り、気温のほうもグッと下がってきました。

気温の下がり方と反比例して、布団の愛おし度は急上昇。

毎朝私と布団との愛の営みを引き裂く、

単調な電子音が今日も鳴り響きます。

ピピピッピピピッ・・・

後5分だけ・・・心の中でそう叫びながら、

寝ぼけ眼で開いた視界の先には

カーテンの隙間から外の光が差し込み、

一日の始まりを私に教えてくれます。

息を深く吸い込み、大きく吐いた溜息を合図に

一晩愛し合った布団との別れを告げ、

出社の準備に取り掛かる。

いつものように洗面台で顔を洗い、

いつものようにクローゼットからスーツを出す。

いつもの朝の風景。

の、はずだった・・・



悲劇は突然とやってくる。

出社の準備も最終段階に入り、

私は靴下を履く作業に取り掛かっていた。

いつもなら床に腰を下ろし、

最大限の注意を払い靴下を履くのだが、

この日は何故か違った。

連日のドラクエプレイからの睡眠不足が仇となったのか、

立ったまま靴下を履く荒行にでる。

※イメージ
無題

慎重に片足だけでバランスを保ちながら

上半身を揺らし、重心を整え靴下を履いていく。

一見、単純作業に思われるが、

運動不足30歳間近童貞の体を持つ私にとって

まさに命がけの作業である。

よいしょっよいしょっ・・・

自然と掛け声が一人暮らしのリビング部屋に鳴り響く。

目を閉じ、想像してほしい。

四捨五入して30歳の男が靴下を履く為の掛け声が『よいしょっよいしょっ・・・』。

吐き気が止まらない。






かわいい掛け声が功を奏したのか、

ものの30秒程で右足は履けた。

思わず自然とニヤける自分。

調子に乗った私は左足にも挑戦をすることに。


右足と同様に上半身を揺らしながら重心を整える。

右に左にヤジロベーのように揺れる体。

靴下を履く行為で一番重要なポイントは、

靴下の入り口を足に入れることだと私は思う。

一度入口を入れてしまえば後は丸めた靴下を、

流れに沿って足に通すだけ。

なので一度入口さえ入れてしまえば、主導権はこちらが握れる。

私は揺れる足に靴下の入り口をあてるべく、

全神経を集中していた。


後少し・・・もう少しで入る・・・!


その瞬間である。

重心を整えることを忘れた体は、

だるま落としのごとく崩れ去り

お尻から大地の怒りを炸裂させる。


っつぅ・・・・


声にもならない声が口から漏れた。

やり場のない怒りがこみ上がってくる。


くそ・・・くそ・・・なんで自分がこんなめに・・・


そして私はとある場所に電話を掛ける。







『うめーなです。部長ですか?きょうは午前休みでお願いします。』






こうして私は午前休みを勝ち取ったのである。


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